家賃0を求めてボロ戸建てに住んでみた件

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前途多難のドタバタ引越し🤗

(※写真はイメージです)

目次

空き家になって久しい祖父母の家

少し前に祖父母が亡くなりました。

祖母はガンで数年前に、祖父は認知症だったので少し前まで施設に世話になっていましたが後に老衰。

二人が住んでいた家には誰も近寄らず、気付けば2年の月日が経っていた。

親を含め、他の親族もとくにこの家について思うことはなかったみたいでずっと放置プレイをされていたのだけれど

五十嵐にはすごくもったいなく感じられた。

祖父母が残していたお金は二人の医療費や介護費で面白いほどキレイに使い切ってなくなっていた。

残された遺産として認識できるものはこの家だけ

「何かしないと..」と思い、親に黙って合鍵を作り、しれっと不動産屋に売却査定をしてもらった笑

査定で出た金額はわずか数百万、勉強してわかったのだけれど査定通りに売却できることは稀で、         大抵は空き家になった相続物件は二束三文で売り飛ばす宿命になるらしい。。

中は貧乏人の家らしく残置物で大量に物が詰まっているボロボロの箱。

雨漏りの後もあれば、家も少し傾いている。この家を買い取ってやるだけでも有難く思いなさいと無言の圧を業者からは感じられた🥺

普通の人がこの家を見ればただのゴミに見えるだろう、でも工夫できないわけじゃないはず..

そう思った五十嵐は労働者の休みの日に小一時間ほど車を飛ばして家の中にあるゴミを少しずつ出し始める日々を送り始めた。

雨風凌げれば立派な家

空き家になった物件は築40年越え

それでもこの令和の時代、調べれば調べるほど似たような築年数の家をリフォームしているYoutubeやブログがでるわでるわ。笑

こんな変態が世の中にはたくさんいるのだなと思った🤔(失礼)

親にも協力を依頼し、何往復もゴミ集積場に行った。

気づけば荷物はなくなり、ボロいけれど汚れを落としたところは座れるし寝れると思った。

最初は家に独特な古臭い匂いも漂っていたけれど、ちびちび壁紙を剝がしたりカビてる畳を捨てれば外気と変わらない匂いになってくる。

雨漏り後もあったけれど今は漏れてはいないっぽい。。

漏れたら漏れた時になにかすればいいや、くらいの軽い気持ちしか持ち合わせていないので気にしなかった。笑

そんな変化に可能性を感じた五十嵐はリフォームを決意🙄

できるとこだけDO IT YOUR SELF

クロス業者やガス業者や水道業者、果ては何でも卒なくこなす土方の兄ちゃんまで、いろんな人に協力をお願いして作業をしてもらい、人件費を節約するために自分を使ってくれとお願いして一緒に作業もした。

毎回、五十嵐の家に入ってくれるわけではないので一人でできる作業を職人さん達に教えてもらい、Youtubeなどを見ながら一人でコツコツと作業をしていきました。

最初は寝床を、寝床ができたら寝袋を持ってきて泊まり込みで作業を..

一人で作業をすると全く進まなくて今日一日何をしたんだろう..と思う日も少なくなかったです。笑

毎日頑張ってたわけではなく病んで一日寝袋でゴロゴロしていた日も恥ずかしながらありました🤣

やった作業は柱や階段をペンキで塗り、壁・天井を新しいクロスに張替え、床を畳からクッションフロアに、一人暮らしができる家具家電を多少揃え、家にあるキッチンシンクやトイレ、エアコンなどはめちゃくちゃキレイに磨き上げ再利用。

気になるリフォームのお値段は大体70万円!

そこそこ安く抑えられたと思っています🫠

ボロ戸建てに住むという選択

この選択が良かったのか悪かったのか

まだ住んで間もないのでその結果はもう少し先になりそうです。

70万円ほど使ってみて一軒家に住む権利を買ったわけで、毎月5万円の家賃を払うと仮定すれば14カ月住めばとんとん、そこからはプラスになる。

ただ、前述したようにボロい家なのでどうしてもメンテナンス費用がどこかでかかってくる

外壁塗装、屋根の張替え、水回りのトラブル..

使おうと思えば無限にお金が出ていく、そうならないように工夫をこれからも凝らしていかなければならない

そして毎年かかる固定資産税。

この辺りを加味してみるとぶっちゃけ1Kの賃貸に住む方が財布には優しいのかもしれない

だから万人にはおすすめはできないが、家賃が発生しないプライベート空間というものは中々に居心地が良い

もちろん綺麗事だけでは語れないのがボロ戸建て。

すきま風がどこからともなく吹いてきて冬場は暖を取る手段をいくつか取らねば寒くて家にいられない。笑

夏は暑いし、光熱費もばかにならない..

実家に住んでた方が貯金も捗った🫠

見る人によってはゴミにも家にもなる

おすすめはできない、もしかしたらバカなことをしただけかもしれない

それでも誰もがゴミだと思っているものに価値を見出せたことは五十嵐にとっては初めての経験だった。

人生の3大資金である、住宅費も以前よりかは抑える術を身につけられたのもデカい。

そんな五十嵐は新築を買う気はもうないのです。

中古でもボロくても住めるとわかってしまったので🤗

おかげで将来への不安は幾分か消えました。

子孫繁栄のためには結婚もして家庭を持って、家族と暮らすための家もいる..

果たしてそんなことが今の薄給、少ない貯金でできるのか

いくらまで貯金が貯まればこの不安はなくなるのか

変な話かもしれませんが、住む場所を手に入れると何だか許されたと思いました。

こんな自分でも生きてていい、住んでもいい場所がある。と

家賃を滞納すれば暮らすことを許されない賃貸の、間借りの空間ではない

年に数万円だけ国にお金を納めればこの空間だけは誰も自分を追い出そうとしない

以前は家賃を滞納し軽い頭を何度も下げて、そこにいることを許可してもらっていたのに..

今の家を大切に使い続ければ、何とか生きていけるとそう前向きになりました。笑

まぁまだまだ周囲に比べれば2周も3週も遅れている生き方をしていますが。。

その分幸せを噛みしめる力は人一倍あるので頑張って生きていきます😇

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